新刊書籍『ほくりく本屋めし』発売決定!

本と、おいしいもの。どちらにも等しく熱量を注ぎ込む姿はパワフルにして軽快だ。読むこと、食べること、つくること、そしてなにより人と交わることが、著者にとっての「生きる」ことなんだと思う。一緒に笑ったりふんふんうなずいたりしながら、あっというまに読破してしまった。ああ、楽しかった。本屋さんも、おいしい食べ物屋さんも、きっとちゃんと地元で生き残っていくだろう。そんな希望が湧いてきた。
――宮下奈都(作家・福井県在住)
北陸の本屋を巡って、
その土地の本を収集し、
その土地の美味しいものを食べる喜び。
「生きる」には、「食べる」と「本屋」が必要だ。
なぜなら、その時、その街でしか出会えない
ひとときがあるから。
福井県大野市で本を作る本屋「HOSHIDO」を営む編集者・サトウミキヨが、
北陸の本屋を巡り、その魅力を綴った一冊。
街の書店、古本屋、ブックカフェなど、
本を「手渡す場所」に息づく人々の想いや営みを描き出します。
街歩きにはなくてはならない
美味しいものもご一緒に。
能登半島地震を経た今だからこそ残したい、
北陸の本屋と食文化へ
祈りと応援を込めた本です。
☆各ネット書店での販売情報はこちらから(各ネット書店へのリンクあり)
☆ネット通販はこちらから(送料込み)
2026年10月31日(土)開催 「SABAE BOOK FES 2026」で先行発売!
2026年11月6日(金)ごろ~全国の書店、ネット書店にて発売
四六判、144P(本文モノクロ)、並製本
978-4-909824-18-9
目次
はじめに
1歩目 コメリ書房とカキフライ定食(石川県穴水町)
2歩目 小豆書房と池田町の餅 (福井県池田町)
3歩目 ちえなみきと屋台ラーメン(福井県敦賀市)
番外編 興文堂書店とジンギスカンと桃(長野県塩尻市 & 松本市)
4歩目 ファミリーブックスと富山のすし(富山県南砺市)
5歩目 出張!文学フリマ東京 (東京都江東区)
6歩目 AKUSHUとソースカツ丼(福井県福井市)
番外編 リバーブックスと沼津グルメ(静岡県沼津市)
7歩目 こまつ町家文庫とランチプレート(石川県小松市)
8歩目 古本なるやと10段ソフト(富山県高岡市)
閑話休題 私と本(「ひとりがたり」より)
鼎談 本屋と出版の垣根
9歩目 SABAE BOOK FESと吉川ナス(福井県鯖江市)
10歩目 福井県立図書館とピタパン(福井県福井市)
11歩目 あうん堂とニュー狸のランチ(石川県金沢市)
おわりに
はじめに
こんにちは。私は福井県大野市を拠点に、本を作る本屋「HOSHIDO(ホシド) 」を営む編集者・サトウミキヨと申します。私は、小さな頃から本が好きで、いつでもどこでも本を離さず生きてきました。それから、方向音痴なのに旅をすることが大好きで、その土地のものを食べることも大好きで、日本各地の本屋さんに出かけて、本屋さんや地元の方からおすすめされた地域ごはんを食べるということが、いつの間にか趣味を超えたライフワークになっています。
なぜ、本が好きなのかと問われれば、それはきっと、 「本の先に人がいるから」ということに他ならないと思います。本を作る人、本を届ける人、本を受け取る人。本屋さんは、出会いの場所でもあるのです。結局のところ、私は、本が好きで、本屋が好きで、出会いが好きで、人が好きなのです。
だけど、 最近は、 みるみるうちに本屋さんが減っています。行こうと思っていた本屋さんが、その場所にないのです。だだっ広い空き地になってしまったり、全く姿を変えてしまったり。その土地の情報の要となる本屋さんがなくなってしまうと、私にとっての拠り所までなくなるような寂しい気持ちになります。
だからこそ今、私が住む北陸の個性的な本屋さんと、そこから巡りあった土地のごはんをご紹介し、私が体験した出会いを伝えたいと思います。この本を通じて、その先にあるまだ見ぬ出会いに、皆さまも巡りあえますように。
著者プロフィール
サトウミキヨ
福井市生まれ。金沢大学教育学部美術史研究室を卒業後、印刷会社、書店、デザイン事務所を経て2012年に独立。2021年に大野市に移住し、現在は大野を拠点として書籍や取材執筆、デザインなどの制作編集に携わりながら、年に1,2冊の本作りとイベント販売にて出店を行う。『はしはうたう』HOSHIDO 2019、『受け継がれたローカル線~富山・石川・福井 北陸三県鉄道賛歌~』共著 parubooks 2024